2009年4月5日日曜日

5.燃え上がるテクスト

「塔」の中にはテクストの断片があふれている。
18世紀のコルセットの付け方から、21世紀の新米主婦の料理日記まで集まっている。
かのJ.L.ボルヘスの「バベルの図書館」はコンセプトだったが、Googleの事業は、その状況を実現しつつある。アメリカの出版界との和解はその歩みを着実なものにした。
テクストがマラルメのように生成され、その肉声・表情を世界中の人々が感じる時代に、著作権なんて無意味だ。
No copyright , But works!
作者が作品を生むのではなく、作品が作者を選ぶ。
もしくは作者がなくとも、作品は存在する。

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