2009年5月1日金曜日

32.どこから行っても遠い町

川上弘美である。私はこの人の作品を読むと、いつも、「かなわない」と思う。
この生活に潜むただならない感情、特に女性の怖さ・怪しさということを書かせたら、当代一だろう。
特に理系・SFマニアというバックボーンと全体的にほんわかした感じがなんとも不思議で、私の人生で、今までもそしてこれからも全く出会わないタイプの女性なのだろう。
ちょいと気になる。
最新刊『どこから行っても遠い町』もかなりの衝撃だ。
コンプレックスを刺激する感じだ。
読み飛ばせない何かがある。

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