2010年5月10日月曜日

398.朝がくるから。

羅川真里茂の中編集。
「葦の穂綿」はかつて殺人を犯した青年と知り合った女性の話。すべてを受け入れ、彼の人生の一部となることを決める。重くはない、駅での別れのシーンがいい。
「半夏生」は女装趣味のある年下の少年を撮影する女性カメラマンの話。これも再会の朝がいい。
「冬霞」は、育児放棄された双子の兄弟を救う少年の話。
これも朝、再会する。
特別な朝、感動できるのは久々だ。

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