2009年4月7日火曜日

8.やさしいキスをして

「こうしてるだけでいい」
最近は、キス願望が強い。
香里奈と玉木宏のキスシーンにため息をもらした。
やさしいキスって何だろう。
「作品」ではこのあたりの描写というよりも、少し変わった目線で、描きたい。宇宙船目線の男女のキスとか。
日曜にみた2本の映画が偶然そんな気分になった。

『ウォッチメン』
戦闘シーンや血の描写はどうにかしてほしいが、冷戦終了とともに役割を失うヒーローたち。
火星に佇むヒーローの背中に漂う哀愁にたまらなくなった。
『チェンジリング』
アンジェリーナの演技や体型だと無理だと思う設定である。
セリフ回しやサイボーグのような体形はアクション向きである。
しかしイーストウッドはさすがだ。
「リアル・ストーリー」というクレジット、そして悲惨な展開にやりきれなくなるが、
ノンフィクションなんて甘いものではない、辛口のフィクションに仕立て上げた。
この残酷な世界では、罪を犯すものも人間であれば、罪を許せないのも人間。
また神と対話し、贖罪を願う死刑囚も人間である。
人間への愛とは許すことなのか。

『へうげもの』の各回のタイトルは、名曲のタイトルになっている。
連載時には気づかなかったが、いい遊びだ。
著作権を弄ぶ感じがいい。
ミスチルの歌詞を利用(引用ではなく)して、もしくはリスペクトされて時代小説を書いたら、微妙に刺される。しかし章題にタイトルならば、読者への挑戦状になる。

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